144S4機で使用する主な部品                      戻る

トランジスタ(09/11/28)
終段の2SC1971は、エミッタがフィンに接続されているため放熱板を直接ネジ止めでき、使いやすいトランジスタですが随分高額になってしまいました。その他も通販で購入できます。

◆FET(10/02/20)
3SK51、2SK439、2SK241を使います。中間周波段は当初2SK241で増幅していましたが、強力な局が出てきたときの歪みが気になり、AGC特性を改善するためデュアルゲートの3SK51に変更しました。3SK51は数年前に秋月で購入したものですが、手に入らない場合は3SK73を利用できるでしょう。2010/2/20現在イーエレという通販店で2SK439は100円、3SK73は120円で購入することが出来ます。

◆ダイオード(09/11/28)

  1. バリキャップは富士通のFC54Mを使いました。このバリキャップは1Vで25PF、10Vで3PFと容量変化比が大きく、VXOにはちょうど良い容量のもので、イーエレにて90円で購入できます。
  2. シリコンダイオードは一般的な1S1588(あるいは同等品)です。
  3. 検波部は秋月で購入したショットキーバリヤの1SS108(10本200円)を使いました。順方向の立ち上がり電圧が低いためゲルマダイオードと同じように使え、小型のため1/6W抵抗とサイズ的につりあいが取れます。

◆IC(10/01/31)

  1. タイマー用のNE555はノコギリ波発生用に使います。
  2. バラモジはTA7358PGというFMラジオの増幅・混合・局発に使うICで80円程度で購入できます。よく似たものにTA7358APGがありますが、データシートによると発振部の出力が少し弱いので、ここでは使わないようにしています。
  3. LM386や三端子レギュレータの78L08は一般的なものです。

水晶(11/05/27)

  1. VXO用の44MHzは池田電子で10個300円で購入できますが、そのうちの1個を使用します。
  2. クリスタルフィルタに使う12.288MHzのHC49US水晶はサトー電気にて20個840円で購入し、実際に発振させてみて発振周波数の差が300Hz以内のものを選びます。

コイル(09/11/28)

  1. 7Kコイルはサトー電気で販売している7Kボビン(5個630円)に0.1mmのウレタン線(VXOは0.05mm)を手巻きしてください。ウレタン線は秋葉原のオヤイデ電気で購入しました。。
  2. トロイダルコイルはアミドンのT25−12とT37−12はサトー電気で購入できます。
  3. デカップリングに使うマイクロインダクタは、小型のものは数十mAしか電流が流せないものがあるため、中型以上を使ってください。

  
 7Kコイル 左から4つは各部品、右は手巻きした完成品    (左)T25−12 (右)T37−12    マイクロインダクタ

コンデンサ(10/2/13)

  1. リニヤアンプ部は基板のスペースが限られているためチップタイプを使いました。
  2. 103(0.01μF)のセラミックコンデンサは、サトー電気で購入した直径4mm程度の小型の物です。
  3. 0.1μFは積層セラミックを使用
  4. -750ppm/℃の温度補償コンデンサは頭部が紫色に着色されており、2011年9月現在、33Pであればサトー電気の通販で購入でき、多少上限周波数は下がりますが、15Pに置き換えて使うことは出来ます。

抵抗(09/11/28)
秋月で100本100円で売っているカーボンの1/6W型を基板に寝せて使います。

◆リレー(09/11/28)
アンテナ回路の切り替えは、オムロンのG5V−1という12V用の1回路2接点リレーを使いました。アンテナ回路の切り替えはMI301のようなダイオードスイッチを使う方法もありますが、リレーの方が回路が簡単になるし、受信時には電流を消費しないというメリットもあります。秋月ではY14H-1C-12DSという1個80円のものも扱っており、これを利用しても良いでしょう。

ヘリポット(10/02/20)
10回転10KΩのヘリポットは秋月の通販にて700円で購入しました。バリコン方式に比べ減速機構が不要で、バックラッシュが無いなどのメリットがあり同調は楽になります。

メーター(10/01/23)
日本橋のデジットで買ったSメータ(250円)を2個使い、周波数表示部は自作した目盛りを両面テープで貼り付けました。

スピーカー(10/01/23)
スピーカーはスペースの関係で直径40mm、厚さ5mmという小径・薄型のものを使っています。音質は決してよくなく高音が強調された音になり、不満な点が残ります。スピーカーの押さえ金具は1mmのアルミ板を6×12mm程度に切り出してL型にまげ、写真のように2mmのビスで固定しています。