7Kコイルのコアが緩くなったときの対策

輪ゴムによる緩み止めの方法(2019/5/17)
7Kコイルのコアを何度も回しているとコアが緩くなってしまうことがあります。ボビンの内側にある4か所の突起が摩耗してネジが緩くなるか、さらに摩耗してネジが効かなくなくなった状態です。

そんなときの対策ですが

  1. コアを抜く
  2. 輪ゴムを7mmほどの長さに切り、ボビンの内側に沿わせて入れる。
  3. コアをねじ込む

ただし一般的な輪ゴムは経年劣化するため、年月がたつとベトついてボビンの内面に固着することが考えられます。劣化しにくい輪ゴム(例:モビロンバンド)もあるようなので、もし手に入れば使ってみてください。

 
(左)ボビン内部の突起(90°間隔) (右)コアを抜く

 
(左)輪ゴムを切る (右)切った輪ゴムをボビンの中に入れる

 コアをねじ込む

◆シリコンシートによる方法(2019/5/24)

  1. 放熱器の絶縁材であるシリコンゴムのシート(厚み0.3mm)を長さ10mm幅1.5mmほどに切った物を使ってみました。
  2. ボビン内側の突起と突起の間に滑り込ませるような使い方ですが、コアを片側に寄せてネジをきかす効果があります。
  3. シリコンゴムの場合は劣化の心配もないと思われ、他の材料としてシールド線の外皮(厚み0.5mm程度)も使えそうです。

 (左)ボビン (中)細く切ったシリコンシート (右)コア

  (左)シリコンシートを突起と突起の間に入れる (右)コアをねじ込む

<完了>