電流計

はじめに(2010/03/20)
リグを自作していると「便利な小物」が欲しくなります。トランシーバ終段トランジスタの無信号時/最大信号時の電流を測定するにはテスターで十分なのですが、何度も同じ測定をしていると、手元に置いて使える専用の電流計があると便利かなと思い作ってみました。

 外観

回路と部品(2010/03/20)

  1. 回路はいたって簡単なもので、200μAのレベルメータに対し0.51Ωと5.1Ωのシャント抵抗をスライドスイッチで切り替えて使います。
  2. 抵抗の消費電力は500mAレンジの0.51Ωでは P=0.5^2*0.51=0.13(W) 、50mAレンジの5.1ΩではP=0.05^2*5.1=0.013(W)となりますが、手に入りやすさから1Wを使います。
  3. ケースはタカチのSW-75を使い、画像のように43×24mm窓と、スライドスイッチ用の取り付け穴を開けました。

 
(左)回路図 (右)内部構造

目盛り(2010/03/20)
目盛りは自作しました。上記回路を組み、実際に電流を流しながら針の位置を記録し、メータの寸法に合わせCADで図形を書いた後、インクジェットプリンタで厚手のフォトペーパーに印刷し、はさみで切ってから両面テープでメータに貼り付けました。

 目盛り板

実際に使ってみる(2010/03/20)
私が作るトランシーバーは出力100mW〜2W程度なので、終段電流は500mA以内に収まるため、50mAレンジでは無信号時のバイアス電流、500mAレンジでは最大信号時の電流を画像のような感じで測定しています。

 測定中

<完了>