ANL(Automatic Noise Limitter) 

◆はじめに(2002/01/26)
50MHzのAMが盛んだった頃は製作記事や市販のトランシーバにはつきもののANLでした。真空管式の受信機を使っていた頃は双三極管の6AL5がすばらしい性能を発揮し、バリバリと入るイグニッションノイズもANLをONにすると、たちまち「パサパサ」という音に変わり信号が浮き上がって聞こえたものです。ところがこれをゲルマダイオードやシリコンダイオードに置き換えたものは、効きが今ひとつ悪かったという印象を持っています。その後時代はトランジスタへと変わり、各社から色々な回路が発表されたのをノートに記録していたので、ここに紹介することになりました。

ANLの原理(2002/01/26)
検波後の出力がAに加えられ、Bの0.1μで平滑された電圧がCに加えられています。ところがパルス入力があるとD側の電圧が瞬間的にCよりも高くなって信号がAFOUT側には流れなくなり、パルスノイズがブロックされることになります。。。 と、たしか理解したと思うんですが、記憶が定かでありません。hi

 図1

トランジスタ回路におけるANL(2002/01/26)
真空管では定番のANL回路も、トランジスタになると色々な回路が現れます。バイアスをかけて音声出力の歪みを軽減したTR1200の回路や、コレクタ側から検波出力を取り、高いインピーダンスで処理したTR5200の回路。また回路が見つかってないのですが、ナショナルのRJX601は第1中間周波段のコレクタ電流がAGCで制御されるのを利用し、可変バイアスとして小信号の時は効きを良くし、大入力の時は音声信号の歪を軽減したものとかがありました。

私自身はTR1200の回路を使い、バイアス用の100kΩを500Kのボリュームに換え、ANLならぬMNL(Manual NL)として、相手局の信号強度に合わせノイズのクリップレベルを調整していました。以前は家の近くを車が通るとイグニッションノイズがバリバリと入ったためANLの出番も多かったのですが、その後車のシールド性が良くなりノイズに悩まされることは少なくなりました。それよりも家電製品のインバータやマイコン等から発生するノイズが問題となり、パルス性ノイズに対応するANLの出番は少なくなったのかも知れません。

<完了>