アンテナ基台の製作
◆はじめに(2019/2/22)
昨年9月に関西地方を襲った台風21号で屋根の修理が必要になりました。しかし広域に渡って被害が大きかったため屋根屋さんが超多忙となり、修理を依頼してから4ヶ月後に工事が始まりました。せっかく足場を組むのなら外壁も塗り替えることにし、2階のベランダ手すりに設置していた144/430MHzGPのアンテナ基台(20数年使用)を取り外しました。オレンジ色に塗られたサイドベースを2個直列にして板に取り付けたものですが、内部からはサビがポロポロと出てきたため、あと20年使えるものをと作り直すことに決めました。
◆サイドベースの購入(2019/2/22)
- 壁に取り付けるアンテナポールを固定する基台の名前は「サイドベース」と言うそうで、ネットでは各種ありますが安いものは1000円前後で売られています。
- 近所のホームセンター(ビバホーム)へ行くと溶融亜鉛メッキで耐候性の良さそうなものが@1124で売られており、10%引きセール期間中にこれを2個買いました。
- ポールを固定する部分のパイプ内径はφ29ですが補強用の出っ張りがあるため、使用できるポールはφ25以下が良いでしょう。
- パイプ部の下部にはポール落下防止用のM4ネジが取り付けられていますが、これを外せばサイドベースを2個直列に並べることでポールをしっかり固定することができます。
(左)サイドベース (右)ラベル
下部の落下防止M4ネジ
サイドベースを2個直列に並べる
◆固定台の製作(2019/3/1)
- サイドベースを固定する台は檜の集成材を使い、サイズは幅100×長さ450×厚み9mmです。
- 裏側から手すりの柱を挟み込む部材は栂材で幅24×長さ100×厚み10mmのものを3個作りました。
- この部材をM6×110のステンレス製六角ボルトとナットを6組使って固定します。
- ボルトを通す穴はφ7のドリルであけました。
- 木材は耐候性を持たせるため屋外用の塗料でアサヒペイントの「油性スーパーコート」を使いました。
- 木材は先に穴あけをしてから塗装をし、できるだけ雨水が浸み込みにくくすることで劣化を防止しましょう。
- ボルトは強く締め付けると木材が変形してしまうため、ほどほどの強さにして何年かに一度はゆるみが無いか確認します。
塗装した部材
サイドベースをステンレス製M4ネジとナットで固定
手すりの柱(40mm角の柱を挟み込みボルトで固定)
<完了>