バリ取り
◆バリ取り(2017/11/24)
ドリルでアルミ板などに穴をあけると反対側にバリ(カエリ)が出ますが、そのままにしておけば引っ掛けたりケガの原因にもなるため取り除くことが必要です。
◆バリ取り工具(2017/11/24)
穴あけした直径よりも大きなドリルを使ってバリを除去します。下の画像はφ6のドリルにツマミを取り付けて回しやすくしたものです。
バリ取り工具
ドリルで穴をあけた反対側に発生したバリ
ドリルの刃を当ててからツマミ部を握って回す
バリを取ったあと
◆ヤスリによるバリ取り(2017/12/1)
- ドリルによるバリ取りでは穴の周囲に0.5mmほどの削れた部分ができてしまいます。ビスの頭で隠れる場合は問題ありませんが、スピーカー穴のような見える穴の場合はデザイン上問題になることがあるため、ヤスリがけをしてバリのみを除去し穴の周囲は削れないようにしています。
- アルミ板を切った場合は切り口が鋭くなるため、角の部分をヤスリで軽くこすり取っておきます。
ヤスリでバリを取る
スピーカーの穴はヤスリでバリを除去
◆ナイフによるバリ取り(2017/12/1)
- ヤスリが入らない奥まった場所のバリトリにはナイフによる方法があります。
- 下の画像は日本橋の千石電商にて購入した(商品名:マイクロナイフ、@1.2K程)もので、先端は1.6mmの角材が20°ほどでカットされており、柄の部分はφ6、全長140mmです。先端は彫刻刀の平刀のようなものなど色々な形状があり、バリ部分に当ててこそぎ取ります。
- 切れ味が悪くなったら砥石を使って先端部を研磨してください。
- 模型工作や手工芸の世界で使われており、チゼル(タガネ)という分野で探してみるのも良いでしょう。
- 先端は鋭いため内径φ4、長さ40mmほどのシリコンチューブ(熱帯魚の水槽に空気を送るためのチューブ)を被せ、工具の保護とケガの防止を図ります。
マイクロナイフ
(左)先端形状 (右)バリをこそぎ取る
ケガ防止と工具保護のため先端にシリコンチューブを被せる
<完了>