バッテリーボックスの製作
◆はじめに(2009/12/12)
移動運用で使うトランシーバ用の電源として、ニッケル水素充電池を10本収納した12Vのバッテリーボックスを製作しましたので紹介します。
◆使用した主な部品
- ケースはタカチのSW125という120×70×40mmのサイズのもので、単3×10本の電池ケースを納めます。また、約20mm幅の1mm厚アルミ板を「コ」の字形に加工してケースに2mmビスで固定し、長手方向のズレ止め防止としています。それ以外の隙間はスポンジをいれました。
- 充電池は三洋の単3エネループを10本使いました。エネループは自己放電が少なく、継ぎ足し充電が可能など使い勝手のよいニッケル水素充電池です。
- メータはSメータとして売られている窓寸法が17×11mmの250μAのもので、目盛りはCADで作りフォトペーパーにインクジェットプリンタで印刷し、メータに両面テープで貼り付けました。
- 電圧表示用メータの表示範囲を12V前後に集中するため、ツェナーダイオードRD9Aとシリコンダイオード3本で、9+0.6×3=10.8Vあたりから動作させるようにしています。RD11Aがあれば1本で済みますが。
◆ケースの加工
- 丸い穴はドリルで下穴をあけたあと、テーパーリーマーで必要な寸法に拡げます。
- メータやスライドスイッテの四角い穴は、千枚通しでけがいた線にそってドリルで穴を連続してあけ、ニッパーで切り取り、ヤスリで凸凹を平らに仕上げます。
- 文字入れはインスタントレタリングを使い、表面にクリヤーラッカーをスプレーしました。
電圧表示部 内部の様子 ズレ止め金具
トランシーバーとセットで
<完了>