電圧降下検出回路

◆はじめに(2004/12/31)
移動運用局と交信していると時々変調のおかしな局がいます。音声に従って変調が揺れる感じがするのは、電池の残容量が減ってきているのです。電圧降下をLEDの点滅で知らせ、電池交換あるいは充電を促す回路を考えてみました。


◆回路について (2017/4/4)
ニッケル水素充電池は1.2Vが基準電圧ですが、充電のタイミングは0.9〜1Vであり6本であれば5.4〜6Vの時です。したがって電源電圧が6Vになった時、LEDが光るように5KBの半固定抵抗を設定しています。LEDは消費電流が少ない高輝度の赤色を使い電圧降下を検出して点灯します。参考までの12Vと7.2V時の消費電流を示しました。

電源の電圧が下がると初段の2SC1815がOFF状態になり、コレクタの電圧が上がります。すると2段目の2SC1815のベース電圧が上がってON状態になり、コレクタ電流が流れて赤色高輝度LEDがチカリと光って電源電圧が下がったことを知らせてくれます。

 
(左)トランシーバに内蔵 (右)6V以下になると赤いLEDが点灯

<完了>