コールサインプレート               ホームに戻る

◆はじめに(2023/6/30)
革製のトランシーバーケースを作るとコールサインを入れてみたくなり、刻印セットを購入しました。試しに革の切れ端に刻印してみると、向きが揃わない、間隔が揃わない、上下の向きを間違える と意外に難しいことが分かり、簡単な治具を作ってみたところうまく刻印できたので紹介します。

刻印セットの購入(2023/6/30)

  1. 文字高さ6.5mm、アルファベット26文字と数字10文字の刻印ピース36個、及び打ち棒がセットになっており、アマゾンにて999円でした。
  2. 打ち棒の先端にボールプランジャーがついており、これで刻印ピースをロックします。
  3. 文字の上下を間違えないよう、青色のサインペンで印を付けました。

  
(左)刻印セット (中)刻印のサイズ (右)上側を示すマーク

◆治具を作る(2023/6/30)

  1. 幅18×厚さ9×長さ90 mmの木片に6mmピッチで0.5のボールペンて線を引き、両端に木ネジ用の穴をあけて、カマボコ板に取り付けました。
  2. 文字の間隔は刻印ピースの角をボールペンの線に合わせれば揃えることが出来る。
  3. 文字の向きは刻印ピースの一辺(上片)を木片に沿わせることで揃えることが出来る。
  4. 木片とカマボコ板の間に革を挟むことで革がずれることを防止出来る。ただし強く締め付けすぎると線がついてしまうので注意。

 治具で革を挟む

革を水で濡らす(2023/6/30)

  1. 乾いた革に刻印しても文字を打ち込むことはできますが、よりクッキリした深い刻印をするためには革を水でぬらすことが必要です。
  2. 「ヌメ革」という種類のものが水を濡らす刻印に適しており、ここでは2mm厚の物を使用します。
  3. 革が乾いても刻印はそのまま残る、いわゆる「形状記憶」です。
  4. 革は少し大きめのものを使い、刻印が終わってから必要な大きさにカットすると失敗が少ないです。
  5. 布の切れ端に水を含ませ、革の表面をなでて水を浸透させる。

   革を水で濡らす

刻印する(2023/6/30)

  1. 治具に刻印ピースの上辺を沿わせて向きを揃え、6mmピッチの1本目の線に刻印ピースの角を合わせ、打ち棒の端をゴムハンマーでたたき刻印します。
  2. 次の文字をセットし、2本目の線に合わせて刻印します。
  3. 強くたたきすぎると刻印台座の四角部が革に当たり、その部分も刻印されてしまうため注意してください。

  

 強くたたき過ぎると四角の台座まで刻印されてしまう

革をカットする(2023/6/30)
コールサインプレートの固定については @縫い付ける A釘で止める B接着する 等どの方法を選ぶかでカットするサイズが違ってきますので、そこはご自身でお決めください。 

 革をカットする

 21H2機の革ケース側板に釘で止める

<完了>