ビジュアル電界強度計

はじめに(2018/7/27)
FCZ研究所のキットとしてよく知られた測定器でアンテナ関係の本にもよく紹介されています。LEDの光で電波の存在が実感できるという面白さが取り柄の測定器ではないでしょうか。今回は144MHz電圧給電アンテナの製作を機に作ってみました。

回路について(2018/7/27)
アンテナで検出した信号をダイオードで検波し、1段増幅した後LEDを光らせるという簡単な回路です。私の場合はVHFやUHFで使うことが多いためアンテナは短くしていますが、低い周波数で使う場合や感度が不足する場合はアンテナを長くすると良いでしょう。

基板の製作(2018/7/27)
100×25mmのベーク基板に下の画像のような溝を彫刻刀で入れました。

 部品の配置

 部品を半田付け

◆使用方法(2018/7/27)

  1. 測定する場合は人体の影響を少なくするため、角材などの先端に取り付けます。
  2. 電波を発射しているアンテナに近づけるとLEDが光り、アンテナ上の高周波電圧の分布によって明るさの変わることが分かります。
  3. アンテナと平行にするとLEDは光りますが直角にすると光が弱くなり、偏波の違いが実感できます。
  4. アンテナを中心にして円形状に測定してみると、打ち上げ角の見当も付けることができます。
  5. 430MHzのFMハンディ機を持って電波を出すと、腕からも電波の出ていることが分かります。

 角材の先端に取り付ける

<完了>