導電グリース

はじめに(2020/4/11)
グリースに導電性のカーボンや金属粉を混ぜ合わせたもので、アンテナを作る際にアルミパイプなどの金属接触部に塗って、導電性を長期にわたって良好に保つものとして使います。以下はホームページからの引用です。(*1)

 テナメイト

性能

  1. TENAMATE(テナメイト)は導電性グリースです。
  2. アンテナエレメントパイプの接合部や各種接触部に塗布しておくと長期間にわたり良好な接触を保ち、接触不良によるトラブルを防止します。
  3. 接触不良となった部分に磨きを掛け塗布すると接触不良が改善されます。
  4. TENAMATEは雨や公害におかされにくいグリース状になっていますので、屋外に使用する機器の金属接合部分に塗ることができます。

使用法

  1. TENAMATEはグリス状になっています。パイプの接合部の内側に入れるパイプの表面にTENAMATEを均一に塗り、外側になるパイプを差し込みます。
  2. はみ出したTENAMATEは、布等でふき取ってください。

応用

  1. TENAMATEは雨や公害におかされにくいグリス状になっていますので、屋外に使用する機器の金属接合部に塗ることができます。

注意

  1. 塗る面のゴミ、ほこり等を落としてください。
  2. TENAMATEを塗布した後に塗布面に砂、ほこり等が絶対つかないようにしてください。
  3. プラスチックに付着しないようにしてください。プラスチックを壊すことがあります。

 PENET-ROXの説明書

導通を確認(2020/4/11)
20年ほど前に買ったもので同じナガラの製品ですが名前は PENET-ROX(ペナトロックス)となっています。導電性を確認するためプラスチックの下敷きに5mmほど取り、テスターの針を2mm程の間隔で付けてみたところ抵抗値は無限大であり、数十Ωほどを示すのかなと思っていただけに、あてが外れてしまいました。中の金属粒子がグリスでコーティングされて絶縁状態にあるのでしょうか。

 抵抗値は無限大!?

◆顕微鏡で観察してみる(2020/4/11)
導電グリスがどうなっているのか顕微鏡で調べてみると、細かい粒子(金属粉?)が多数観察できました。アルミは酸化しやすいので、アンテナのパイプ同士が密着するとこの粒子がその間に入って導通を助け、グリースが雨水の侵入を阻止し、長期にわたって安定した導通性を確保するものなのかと思います。

 顕微鏡で見た200倍の画像

<完了>


参考文献(*印)

  1. ナガラのホームページ