導電グリース
◆はじめに(2020/4/11)
グリースに導電性のカーボンや金属粉を混ぜ合わせたもので、アンテナを作る際にアルミパイプなどの金属接触部に塗って、導電性を長期にわたって良好に保つものとして使います。以下はホームページからの引用です。(*1)
テナメイト
◆性能
◆使用法
◆応用
◆注意
PENET-ROXの説明書
◆導通を確認(2020/4/11)
20年ほど前に買ったもので同じナガラの製品ですが名前は
PENET-ROX(ペナトロックス)となっています。導電性を確認するためプラスチックの下敷きに5mmほど取り、テスターの針を2mm程の間隔で付けてみたところ抵抗値は無限大であり、数十Ωほどを示すのかなと思っていただけに、あてが外れてしまいました。中の金属粒子がグリスでコーティングされて絶縁状態にあるのでしょうか。
抵抗値は無限大!?
◆顕微鏡で観察してみる(2020/4/11)
導電グリスがどうなっているのか顕微鏡で調べてみると、細かい粒子(金属粉?)が多数観察できました。アルミは酸化しやすいので、アンテナのパイプ同士が密着するとこの粒子がその間に入って導通を助け、グリースが雨水の侵入を阻止し、長期にわたって安定した導通性を確保するものなのかと思います。
顕微鏡で見た200倍の画像
<完了>
参考文献(*印)