自作は基本動作の組み合わせ (2007/02/03)


 自作には様々な基本動作があります。

ドリルで穴を明ける。ドライバーでネジを閉める。

ニッパーで線を切る。ビニール線の被覆をむく。半田付けをする。

などなど

といって、基本動作を繰り返し練習するのはつまらないものです

まずは作ってみようと、回路図の説明を読み、部品を集め、穴加工や半田付けをして完成しますが

多少穴が斜めでも、ビニール線の皮むきが下手でも、半田付けさえしっかりしていれば、動作はするものです

しかし、同じものを作っても、初心者とベテランで仕上がりに差が出るのは、基本動作がちゃんとできているかどうかにあります。

例えば

抵抗やコンデンサの足は短く切って半田付けしているか

ドリルで穴を明けたら、バリをちゃんととっているか

ビニール線の皮をむいたら、芯線はよじっているかなど

でも、いきなり100点を取ろうとする必要はありません。

自分のやったことを見直し、他人の作品と見比べ、気づいたことを自分の物にしながら

基本動作のレベルを上げていけばいいのです。

最近のことですが、30年以上も前に作ったリグを実家で見つけました。

自作を始めて10年以上もたったベテラン(?)のものであるはずなのに

トランジスタの足はもったいないので切らずに、長いまま半田付けしている。

ビニール線の被覆は溶けている。

不必要に長いビスを使っている。

赤面の至りとは、このようなことを言うのでしょう。

以来30年

少しはましな配線ができるようになりましたが、まだまだ勉強中です。