ものづくりの楽しさ (2006/10/21)


 ものづくりの楽しさとは何でしょう。

私は 「頭にイメージしたものが、徐々に形を整え、現実のものになっていく時のワクワク感」 を言うのだと思います。

トランシーバを作ってみたいと思い描き、試作をしながら回路を決め、部品を集めて回路を組む。

ケースを加工し、部品を取り付けるとトランシーバとしての外観が見えてくる。

配線を終えて電気を流し、調整をしながら徐々に性能を引き出す。

アンテナをつなぎ、ドキドキしながら相手局に向かってコールする。

電波を通してリグの向こうにいる人と話ができたとき、無機質な機械が突然有機質の生き物に変わります。

できた、ついにやった、オレは大した奴だ、そんな思いが駆け巡り、充実感に浸ります。

でも、しばらく使っていると、アチコチに不満点が見えてきます。

よし、この問題を解決して、もっとレベルの高いものを作ってやろう。

そして試行錯誤が始まります。

そんな事を繰り返しながら、気がついてみるとずいぶん難しいものを作れるようになった自分がいます。

そんな、自分自身の成長を確認できるのも、ものづくりの楽しみの1つと思います。