目盛の作り方
◆はじめに(2017/5/5)
自作機をメーカー製らしく作る1つのコツとして、文字をインスタントレタリングなどで入れる方法があります。ただダイヤルやSメータの目盛りはインスタントレタリングでは作りにくいためCADとラベルシールによる方法を紹介します。
ダイヤルの目盛(2017/5/5)
- 白色の塩ビ板(1mm厚)を丸く切ってダイヤル板を作る。
- トランシーバーを動作させてその周波数をカウンタで読みながら、極細マジックインキで目盛りを記入する。
- ダイヤル板をはずして目盛りの角度を分度器で読みメモしておく。
- CADで目盛りを作図する。
- ラベルシール(スリーエムジャパン製 インクジェットプリンタ専用 A4サイズ ホワイト光沢紙 厚み0.12mm 品番28691 10枚800円)を1/4に切り、ハガキサイズでプリントする。
- プリントした目盛りをハサミや彫刻刀を使って切りだし、裏側の紙をめくって糊面をダイヤル板に貼り付ける。
注意点
- 貼り付けるとき回転方向にずれることがあるため、ネジの取り付け穴は長穴にしておくと微調整ができます。
- 貼り付けを失敗することがあるため、目盛りは2,3枚プリントして予備を持っているほうが安心です。
(左)ダイヤル板 (右)目盛りを手書きで記入する
(左)分度器で目盛りの角度を読み取る (右)CADで目盛りを作成
(左)光沢紙ラベルシール (右)プリントした目盛り
(左)ダイヤル板にラベルシールを貼り付ける (右)ダイヤル板をトランシーバーに取り付ける
Sメータの目盛り
◆Sメータ(2017/5/12)
最近は入手難になってきたラジケータですが、S目盛りを貼り付けてSメータにしてみます。
- 本来は6dBで1目盛りになるのですが、ここではS9の位置を決めてから、1から7までは適当に割り振りました。
- 出力については実際にパワーを出しながら、位置を決めて記入しました。
- インクジェット用フォトペーパーの裏面に両面テープを貼ってS目盛りを作ることもできますが、目盛り面と針の隙間が狭い場合に擦ることがあるため、そんな場合はこの0.12mm厚のラベルシールを使うと解消できます。
- 貼り付けを失敗することがあるため、複数枚プリントしておいたほうが安心です。
プリントした目盛り
(左)ラジケータの透明カバーをはずしたところ (右)目盛り板をはずす
(右)目盛り板に貼り付ける (中)目盛り板を元の位置にもどす (右)透明カバーをはめる
<完了>