HF/VHFモニター+AF発振器

はじめに(10/10/30)
自分の電波がどんな音なのかを知るモニターは、トランシーバの自作には必須のものです。むろんオールバンドのトランシーバーやゼネラルカバレッジの受信機でモニター出来ますが、ダイレクトコンバージョン方式はフィルタを通さないため生に近い音を聴くことができ、送信機の異常動作を見つけやすくなります。またトランシーバの調整用音源としてサイン波発振器も内蔵させます。

 棚に取り付けたHF/VHFモニター+AF発振器


このモニターで出来ること(10/10/30)

  1. 7/14/21/28/50/144MHzのSSB(USB、LSB)、AM、CWを固定周波数で受信し、音声を聞くことが出来る。
  2. 上記周波数で発振した信号を受信機の調整に利用できる。
  3. AF発振器として送信機の調整に利用できる。

全体の構成(10/10/30)

  1. モニター部は2SC1906による広帯域増幅を行った後、1N60を4本使ってDBM(ダブルバランスドミキサー)を構成します。7/50/144MHzはそれぞれ発振回路を持ち、その出力をDBMに加え、LM386により音声増幅します。
  2. 低周波発振部は約800Hzのサイン波を発振します。

◆水晶の入手(10/10/30)
7と50MHzはサトー電気で購入できます。144MHzはトリオのTR3200という430M/FMのトランシーバの中に入っていた432.48MHz用の水晶を使うことにしました。原発の24.0266MHzを6逓倍して144.160MHzを作ります。

調整方法(10/10/30)
アンテナ端子には20cmほどのビニール線をつけます。

  1. DBMに使っているT1とT2はコアをコイルのほぼ中央(最大インダクタンス)になるようにします。
  2. 発振段のT3、T4、T6は出力コイルの2次側にRFプローブをあて、コアは出力が最大より少し下げて発振が安定する位置とし、T5は出力最大の位置にします。
  3. イヤホンを接続し、サーという静かなノイズが聞こえればOKです。プチプチという音が聞こえれば、発振段が不安定なため上記2の調整をしてください。
  4. SSBモードでトランシーバを送信状態にして当機で受信した時、きれいな変調音が聞こえればOKです。

ケースについて(10/10/30)
1mmのアルミ板をコの字形に曲げてケースとし、フタはつけていません。サイズは幅150×高さ30×奥行165mmで、木ネジで棚板の下側に取り付けました。また12Pの平ラグ板を3枚使い、下の画像のような配線をしています。

 


使い方

モニター部(10/10/30)

  1. イヤホンを接続して電源を入れます。ロータリースイッチで必要な周波数にあわせます。受信周波数は固定のためトランシーバー側で送信周波数を調整し、マイクに向かってしゃべったとき、変調音がきれいに聞こえればOKですが、歪みがあればスプリアスを含んでいる可能性があり、トランシーバのトラブル対策が必要になります。
  2. 水晶発振部からの信号を受信することで、受信機の感度調整に利用することができます。

AF発振部(10/10/30)
発振部の出力をトランシーバのマイク端子に加え、変調がきれいにかかっているかをモニター部で聞きます。