NE612による周波数変換

周波数変換の目的(2023/1/18)
SSBトランシーバにおいては、クリスタルフィルタを通ってきた変調信号と、VXOからの信号を混合して周波数変換を行い、その後同調回路を通して目的周波数の信号を取り出します。

周波数変換(2015/11/6)

  1. 144S5機の送信部周波数変換にはTA7358Pを使い4〜9ピンで周波数変換後1,2,3ピンで増幅していますが、これをNE612ANに置き換えてみると送信出力はTA7358Pと同程度の0.5Wになりました。
  2. TA7358PはFMラジオのフロントエンドに使用するICですが、144MHzの場合は周波数変換部だけではゲインが不足するため高周波増幅部の1,2,3ピンで1段増幅しています。しかしNE612ANは周波数変換部だけでゲインを稼げるようで、特にその後に増幅を設ける必要はありませんでした。
  3. ただし@90のTA7358Pを選ぶか@320のNE612ANを選ぶかは本人次第です。
  4. なお実験当初はICソケットを使っていましたが、VXOの132MHzの通り抜けが1mWほどあったため、ソケットを使わずピンに直接半田付けし最短距離で配線しました。また2ピンと7ピンはパスコンでグランドに落とすとバランスが改善され通り抜けを減らすことが出来ます。

 

<完了>