空中配線

はじめに(2011/9/3)
空中配線を英語では Point to point constraction というそうです。部品のリード線同士を半田付けでつなぎながら作り上げる構造物といったところでしょうか。非常に小型化できるというメリットはありますが、奥まった部品の交換はほとんど無理という特徴ある配線方法です。1962年3月発行の「初歩のラジオ」に泉弘志さんの製作記事で”超小型4石ポケット・スーパーの作り方”が載っており、そこで空中配線というものを知りました。

 初歩のラジオ 1962年3月号 より


スカイセンサーに空中配線のクリコンを内蔵(2011/9/3)
1973年にSONYから発表されたスカイセンサーICF5800というBC帯〜28MHzとFM帯が受信できるラジオに心動かされ、バイト代をはたいて買いました。内部を見ると結構スペースがあるので、空中配線の50MHzクリコン作って内蔵しワッチしていました。またFMワイヤレスマイクを作り、スタンバイスイッチをつけて遊んでいたものです。

 スカイセンサーICF5800


50MHzクリスタルコンバーター

クリコンの再現(2011/9/3)
10Kコイル4個をスコッチテープで巻き、足を半田付けでつなぎ合わせ、ピンを利用して周りに部品を配置したクリコンを再現してみました。電圧は2〜9Vと幅広く対応できます。

 実体配線図

 10Kコイルをつなぎ合わせる

 ピン側に部品を配置

 反対側

 高周波増幅部周辺

調整方法(2011/9/3)

  1. ANT端子には50MHzのアンテナ、OUT端子には6MHzの受信機、3V端子には3Vの電源をつなぐ。
  2. TP1に高周波電圧計をつなぎ、T3のコアを回して出力が最大より少し下に設定する。(出力がストンと落ちる側ではなく、徐々に下がる側です)
  3. T1、T2、T3のコアを回し受信した信号が最大になるように調整する。

ワイヤレスマイク

ワイヤレスマイク(2011/09/10)
コンデンサマイク(ECM)の音を低周波増幅し、発振回路のベースに加えてFM変調もどきをします。自励発振周波数が80MHz帯と高いので、ボディエフェクトを減らすため全体をアルミホイルで覆いシールドしました。またアンテナは80cmほどのビニール線をつなぎますが、間に33Pを入れアンテナを動かしたときの発振回路への影響を少なくしています。

 実体配線図

7Kコイルの周りに部品を配置した空中配線の様子

全体を熱収縮チューブで覆う

 アルミホイルで覆い、アースに接続してシールド効果を持たせ、全体をさらに熱収縮チューブで覆う

単5×2電池ホルダの片側に収めてみました

<完了>