高周波電圧計2
はじめに(06/10/09)
トランシーバの調整に欠かせない測定器として高周波電圧計があります。発振器の出力が最大になるポイントを探るのが主な目的で、ダイオードとメータ等を組み合わせた簡単なものですが、自作には欠かすことのできない測定器です。呼び名は違いますが「RFプローブ」というセンサー部のみのものがあり、テスターと組み合わせて使いますが、測定中はテスターも大活躍しており、いちいち付け替えるのは面倒なので、メータとセットのものを作りました。
特徴
センサー部
万能基板にダイオードとコンデンサで回路を組み、測定部はミノムシクリップを使い固定しやすくしました。また出力部は50cmのシールド線でメータ部と接続します。配線が終わればセンサー部に熱収縮チューブを被せます。
センサー部
熱収縮チューブを被せる
メータ部
テイシンのTB52というW50×D85×H30のプラスチックケースに、250μAのメータ、100KΩB型のボリューム、イヤホンジャックを取り付けます。メータの穴は糸鋸で大まかに切り、ヤスリで仕上げます。またメータはボンド等の接着剤で固定しても良いですが、私は分解が容易なように1mmのアルミ板を加工し、L型の金具で押さえる構造としました。センサー部とはイヤホンジャックで接続します。
正面 裏面
使い方
特に難しいことはありません。発振段の出力にミノムシクリップを接続し、出力コイルのコアを調整してメータの振れが最大になるよう調整します。メーターが振り切れる場合はボリュームで感度調整してください。
VXOの出力を測定中