太陽電池                    ホームに戻る

◆まずは取り寄せてみる (2011/06/03)
東日本大震災以来原子力発電に替わる再生可能エネルギーとして太陽・風力・地熱発電などに関心が集まっています。また被災地を太陽光発電のベルト地帯にしてはどうかとの提案がニュースになりました。以前から購入するかどうかで迷っていた太陽電池でしたが、まずは使ってみるかと秋月電子に注文することにしました。太陽電池はけっこう高価なものですが、秋月で扱っているものは比較的安いように思います。

注文と支払い方法 (2011/06/03)
金曜日の午前中に秋月電子のホームページからネット注文し、支払いもネットで銀行から振り込むと、すぐに注文確認のメールが届きました。また午前中の配達を指定したところ、なんと翌日の10時半には埼玉県より届き、そのスピードには驚きました。

仕様 (2011/06/03)

  1. 容 量 : 12V 170mA(開放電圧は18V)

  2. サイズ : 175×290x20mm

  3. 質 量 : 500g(ケーブルを除く)

  4. 価 格 : 3,600円

移動運用時にも使えるよう小型のリュックに入るサイズとして選びました。また基板面保護用として100円ショップで買った330×230mmのクッションケースにちょうど収まります。

外観 (2011/06/03)

  1. ガラスエポキシ基板に太陽電池のモジュールが18枚×2列並んでおり、裏面にはケーブル用のターミナルと逆流防止用のダイオードがついています。

  2. 金具の付け替えで6V×2、あるいは12V×1の選択が可能となっています。

  3. 基板はアルミ製の額縁のようなものに固定されており、基板の表面は樹脂でコーティングされているため、少々の雨には対応できると思います。

  4. 裏面のターミナルはむき出しでもあり四六時中屋外に設置するタイプではないでしょう。

  5. アルミの枠にはクランク状に曲げた取付金具が4個ついており、ネジを緩めて角度を変更すれば台などに固定することができます。

 
(左)表面 (右)裏面

 
(左)取付金具 (右)ターミナル部

実際に使ってみる (2011/06/03)

  1. 仕様は12V170mAというものですが、実際に使ってみると5月の太陽光下にて単3のニッケル水素(2000mAH×10本=12V)に対し、充電電流として150mA流すことができました。

  2. ニッケル水素をカラの状態からフル充電するには 2000×1.5/150=20H となります。仮に1日8時間充電できたとしても2.5日かかるわけで、これでは実用的ではありません。せいぜい使った分を補充する程度の用途になるでしょう。

  3. 同じ秋月では12V1Aや12V0.5Aのものも扱っており、これであれば3〜6時間での充電が可能です。ただしサイズは大きくなります。


◆架台の製作(2022/12/2)
電気代がジワジワと値上がりしている2022年、せめて充電に使う電気くらいは自前で作ろうと、太陽電池の登場です。問題は日の出から日没まで、あるいは季節によって太陽の位置が変化するため、それに対し直角にパネルを向ける機構が必要となります。凸凹の場所でも設置でき、角度を自由に変えられるカメラ用の小型三脚を利用して架台を作ってみましょう。

材料を集める(2022/12/2)

  1. 取付板 : 120×150×5mmの木板(べニヤ、朴板等)

  2. 台 座 : 50mm×1mm厚ほどの半田付けの出来る金属板(ここでは手元あった銅板を使用)

  3. ナット : UNC1/4"というユニファイネジのナット

  4. 三脚 : LPL TOREMI-POD minimini という小型の三脚で、長さ92mm×幅40mm、脚を伸ばすと200mmほどになります

(上)太陽電池パネル (下)左から 取付板、台座、小型三脚

 銅板中央にφ7の穴をあけ、ナットを半田付けして台座を作る

 取付板を太陽電池パネル付属の金具に固定

 三脚を取り付けたところ

 背面

 側面

 エアコン室外機の上に置く

 太陽の向きによって角度を変える

<完了>