スピーカーグリル
◆はじめに(2015/5/29)
トランシーバーを自作するとき、機能やデザインには力を入れてもスピーカーを取り付ける場所は小さな穴を多数開ける程度で終わっていました。リグの上面か下面に取り付けるのならそれでもかまいませんが、最近は音を聞きやすくするためスピーカーを正面パネルに持ってくることが多くなり、そうなると小穴だけでは何か寂しい感じがします。メーカー製のようなパンチングメタルとその周囲をスピーカーグリルで覆うデザインにするには構造的に難しい気がしていて、それから先に進めませんでした。
◆これまでのデザイン(2015/5/29)
7h3機ではφ2.2の穴を17個開けその裏にスピーカーを取り付けています。最近良く使うスピーカーは共立電子にて@257(税込)で売っている長円形のもので、サイズは40×28mm、8Ω2W となっています。
1.小穴のグリル
◆小穴をあけたスピーカーグリル(2015/5/29)
1.5mmのアルミ板にφ2.2の穴を正面パネルとピッチをあわせてあけ、つや消し黒のスプレーで着色したものを取り付けてみました。デザイン上のアクセントにはなりますが、もうちょっと細かいピッチの穴にしたほうがよさそうです。
2.金網のグリル
◆金網のグリル(2015/5/29)
オーディオ機器に使われるスピーカーグリルは音がすんなり抜けるよう、ピッチの細かいパンチングメタルが使われています。ホームセンターでパンチングメタルは購入できますが、素人が形良く成形するには難しい感じがしたので、東急ハンズで売っていた真鍮製30メッシュの金網を買ってみました。これなら成形がしやすく半田付けも出来ます。
(左)FOSTEXにスピーカーグリル (右)東急ハンズで買った真鍮の金網
◆材料はプリント基板と真鍮の金網(2015/6/5)
半田付けできる真鍮の金網を使うため、グリルのフランジ部分にも半田付けできるものとして1.6mm厚のプリント基板を使います。またスピーカーを取り付ける方は口径分の穴をあけますが、スピーカーグリルの長円形の穴はスピーカーの口径より片側で3mmほど小さく開けます。
(左)プリント基板を長円形に切り抜く (中)真鍮の金網 (右)長円形の部分を押し当てて金網を成形する
(左)成形した金網 (右)金網の周囲を2mmほど残して切り取る
(左)金網を半田付けする (右)表側から見たところ
(左)スプレー塗装したもの (右)7h3機に取り付けたスピーカーグリル
<完了>