スピーカー穴

◆はじめに(2022/2/18)
スピーカーの穴をどのような形状に明けるかは、簡単そうで難しい課題かも知れません。これまでは千鳥状や格子状に明けたりと色々やってきましたが、丸型のスピーカー形状にはどうもしっくり来ません。ここではFT817のスピーカー穴を参考に、放射状に明ける方法を紹介します。

  (左)千鳥 (右)格子

FT817のスピーカー穴形状(2022/2/18)

  1. スピーカー穴の中心に1つの穴があり、次に60度ごとに6個の穴がある。
  2. 外周へ放射状に広がる度に、60度の中に穴が1,2,3,4個と増えていく。
  3. 穴は中心から外周方向へ4mm間隔で明けられ、直径は2.3mmである。

 FT817のスピーカー穴形状

◆自作機に応用(2022/2/18)
FT817と同じ寸法で穴あけするとアルミ板では加工時の変形が心配に思えたので、ピッチ寸法を5mm、穴径をΦ2.2にしました。

用紙に印刷(2022/2/18)
画用紙のような厚手の紙に印刷し、幅広の透明テープで加工面に貼り付けます。あるいは両面テープで貼り付けてもよいでしょう。気を付けたいのはケースに対し、穴位置が平行であるかどうかであり、傾いていると見苦しくなります。

 

穴加工(2022/2/18)
印になる穴位置に対し、ドリルを正確に当て、穴を明けてください。

 
(左)穴明け加工 (右)外周が円形のため丸型スピーカーに合っています。

以前、関ハムの「自作名人激集合」でお会いした方は、スピーカー穴用の治具を作っているとのことでした。出来たら鉄板で作りたいのですが、無理なら2mm厚のアルミ板で作っておけば楽ですね。

<完了>