スプレー塗装                                ホームに戻る

◆はじめに(2010/06/05)
リグ作りの最後の仕上げとして「塗装」があります。これによって金属の地肌だったリグがカラフルに、あるいは落ち着いた雰囲気へと変身します。塗装方法では一般的に「ハケぬり」と「スプレー」があり、それぞれ一長一短がありますが、ここではアルミ板へのスプレー塗装の方法を紹介します。なお、塗装屋さんから聞いた話ですが、吹き付けるだけのスプレーに比べ、はけ塗りの方が塗料を押し付けるため、良く付くとのことでした。


そろえる物(2010/06/05)

  1. 好きな色のラッカースプレー
  2. メタルプライマー(非鉄金属用下塗り)←アルミへの塗料の密着を良くする
  3. ステンレスたわし
  4. ラッカーうすめ液(シンナー)
  5. 段ボール箱(昔風に言えば、みかん箱程度の大きさ)
  6. 養生テープ
  7. キムワイプ(無ければ紙タオル)
  8. 金網(30cm角ほど)
  9. 針金ハンガー
  10. 針金(10cm程度を2本)→ケースをぶら下げるフックを作る
  11. カセットコンロ(気温が低い時に使う)

  
(左)メタルプライマー、ラッカーうすめ液 (中)ステンレスたわし (右)キムワイプ

塗装日和(2010/06/05)
乾燥し、気温が高く、風の少ない日が最適で、風が強く砂埃が舞うような日は避けましょう。地面に近いとホコリが多いので、2階にベランダがあれば、そこでやるのも良いでしょう。

場所(2010/06/05)
室内ではちょっと無理ですから、庭か人様に迷惑をかけないような広場を選びましょう。段ボール箱で囲ってもスプレーの粉や揮発臭が拡散するので注意してください。


塗装手順

表面みがき(2010/06/05)
ケースの表面に塗料が付き易いようステンレスたわしで方向を変えながら磨き、細かい凸凹を作ります。穴を開けた部分にはバリがあるので、それもたわしで取り除き、指で触っても引っかかりが無いようにします。

洗浄(2010/06/05)
アルミの粉が残らないように水で洗い流し、雑巾等で拭い乾燥させます。キムワイプ(または紙タオル)にラッカーうすめ液(シンナー)をつけ、表面を拭って脂分や細かい汚れをとります。ティッシュで拭くと表面に繊維が残ることがあるので注意してください。

塗装ブースを段ボール箱で作る(2010/06/05)
段ボール箱の稜2箇所をカッターナイフで切り、開閉できるようにします。

下塗りをする(2010/06/05)

  1. ベランダで塗装するため、周りに塗料が付かないよう新聞紙で覆いました。新聞紙の貼り付けはガムテープではなく、養生テープを使うとはがしやすいです。
  2. ケースを金網に乗せ、段ボール箱の中に置き、メタルプライマーをスプレーします。
  3. スプレー後はゴミが入らないようフタをします。上に木片や雑誌などを置いてフタが勝手に開かないようにします。
  4. この作業を15〜20分間隔で2,3回繰り返します。
  5. 冬場は塗料が乾きにくいので、ケースを金網の上に乗せ、下からカセットコンロで50度ほどに暖めてからスプレーすると乾きが早くなります。

  
(左)スプレー塗装する (中)塗装が終わればフタを閉める (右)冬場はコンロで暖めてから塗装する

◆ハンガーにかけて塗り残しをなくす(2010/06/05)
上記方法では設置面が塗り残しとなるため、下の画像のようにハンガーを利用し、針金でフックを作ってハンガーの両端にぶら下げ、塗り残し部分にスプレーをかけ、乾かしましょう。

上塗りをする(2010/06/05)
下塗りと同じ方法で、好きな色のラッカースプレーで上塗りをします。

<完了>