トランシーバを作る時のポイント

◆手持ちのトランシーバと同じ周波数、同じモードにする(2007/01/14)

1台のトランシーバを作るには様々なハードルがあります。特に調整段階になるとRFプローブとか、パワーメータだけではどうにもなりません。自分の電波がどんな音質なのか、周波数安定度は良いのか、受信機は必要な性能を出しているかなど、自作したトランシーバが世間に通用するレベルなのかを評価できることが大切です。そのためには一見無駄な感じもしますが、手持ちのトランシーバと同じ周波数、同じモードにすることで、ハードルを低くすることが出来ます。また、普段出ている周波数であれば、ローカル局に音質等の評価をお願いできる点もFBですね。

  1. 自作トランシーバの送信部を調整するには、モニタするための受信機が必要です。手元にトランシーバがあればそれがモニタになります。
  2. 自作トランシーバの受信部を調整する時、手元に既存のトランシーバがあれば、CWモードにしてキャリヤを出すことで、感度の調整が出来ます。
  3. 自作トランシーバにアンテナをつないで感度が十分か確認するとき、既存のトランシーバがあれば比較することが出来ます。

<失敗談>
どうせ自作するなら始めての周波数にしようと、21MHzのトランシーバを作ったことがあります。しかし作ってみると自分の電波がモニタできない、受信部の感度が足りるのか足りていないのか判らない。といったことがありました。その後、50MHzのSSBトランシーバを作った時は手元にピコ6があったので、これをモニタにして送信部の調整がずいぶんはかどりました。

<完了>