広帯域アンプ                                                      戻る

◆はじめに(2010/12/18)
私が使用している周波数カウンタは1978年頃に購入したヤエスのYC500Jというものですが、感度が10Hz〜50MHzまでは25mV、,50MHz〜500MHzは100mVであり、それ以下では表示がゼロになるか、不安定な表示になります。リグの自作では微弱な信号も扱うため、ゲイン不足を補う広帯域アンプを作ってみました。


◆回路について(2010/12/18)
回路は「高周波回路設計ノウハウ 吉田武著 CQ出版」という本からの引用で、手持ち部品に合わせ回路定数は若干変更しています。トランジスタは高域でもゲインを確保したいため2SC3355というfT6.5GHzの石を使いました。各エミッタには2段にバイパスコンデンサを入れており、22Pは高域周波数特性補正コンデンサで最短距離でアースに落としてください。ゲインは133MHzにおいて14dBでした。周波数特性は1MHzから数百MHzまでフラットになるはずですが測定できていません。

実装方法(2010/12/18)
回路はFCZ基板に組み、長手方向の連続ランド面をアースとし両端をスズメッキ線でつないでいます。ケースは「コ」の字型に曲げたアルミ板(幅70×高さ20×奥行60mm)で、基板は両面テープでケースに貼り付け、入出力はBNCコネクタに接続しています。また周波数カウンタを置いている棚板の下に木ネジで取り付け、必要なときにケーブルをつないで使うようにしています。

 

<完了>