水晶フィルタの計算式

はじめに(2015/9/18)
11〜14MHzのラダー型の水晶フィルタを作るようになってから帯域は実測しながら決め、負荷コンデンサについてはHC49/Uならこの値、HC49/USならこの値というような経験値がありました。しかし4MHzのSSB用フィルタを作ったとき、負荷コンデンサを通常よりも随分小さな値にしないと帯域が確保できないことがわかり、なぜだろうと疑問に思うようになり計算で確かめてみることにしました。

使用する容量計(2015/9/18)
水晶フィルタの計算をするためには水晶の端子間容量を知る必要があり、それには容量計が必要です。私は秋月のキットを使っており、表示はデジタルマルチメータで下の画像の4.2mVは4.2PFを示します。

計算で求める水晶フィルタの負荷容量とインピーダンス(2015/9/18)

12MHz HC49/USでは端子間容量の実測値が2.3PF、ストレー容量を0.4PFで計算してみると

Fp=2.4kHz では Cb=36(PF) 、 Zb=368(Ω)

Fp=0.5kHz では Cb=188(PF) 、 Zb=71(Ω) となりました。

水晶の袋詰めと表示(2015/9/18)
せっかく計算をしたのでその結果を残すためエクセルで下のような表を作り、同じ周波数の同じ形式の水晶ごとに分類して袋に入れました。

 

<完了>