真鍮板の加工

はじめに(2020/3/18)
これまで真鍮板の加工は0.3mmほどの薄いものであれば金切りハサミ、厚いものは金ノコで切っていました。ただ金ノコはまっすぐ切ることが難しく、後からヤスリで凸凹を直したりと手間がかかり、アルミに比べると縁遠い素材でした。しかし必要に迫られたのでアルミと同じようにやってみると、意外と簡単に切り離すことができました。

◆真鍮板の加工(2020/3/18)
真鍮板はアルミ板に比べて @硬い A重い B粘りが少ない という特徴がありますが、半田付けができるという自作派にとってはありがたい特質を持っています。

切リ取り(2020/3/18)
真鍮板を手作業で加工する場合は1mm厚程度が限界かと思います。下記の加工例は0.8mm真鍮板の場合です。

  1. 金属製の定規を当て、千枚通しを使って板の表と裏から片面0.1〜0.2mmの深さまでケガキ線を入れる。
  2. 真鍮板のケガキ線に沿ってL型アングル(アルミ製3mm厚)で上下からはさみ、シャコ万で固定する。
  3. 真鍮板を下側に折り曲げ、次に上側に折って切り離す。
  4. 千枚通しの先端がなまり、切れ味が悪くなって来たら砥石で研ぐ。

 ケガキ線を表と裏に入れる

 ケガキ線に沿ってアングルで上下にはさみ、シャコ万で固定する

 下側に折り曲げ、その後上側に曲げ切り離す

 切り離しました

 先端がなまってきたら砥石で研ぐ

<完了>