ケースの自作

◆はじめに(2010/01/09)
 リグを自作する場合、ケースは市販のものを利用するのが一般的ですが、なかなかピッタリしたサイズのものが見つからず、内部に比べて妙に大きなケースに入れた作品を見ることがあります。ケースを自作することは内部に入れる基板に対し、ピッタリしたサイズのものを作れるという魅力があり、電子工作の次のステップとして取り組んでみるのも面白いのではないでしょうか。このページでは2種類のケースの構造を紹介します。

◆材料と板厚について
加工の容易さからアルミ板を使い、板厚は1mm以下が扱うのに容易です。しかし構造的にしっかりしたものを作りたいとか、ヘナヘナしたパネルでは面白くないといった場合は、1.5mmとか2mmの板を使いますが、手作業の場合は2mmが限界でしょう。

アルミ板の曲げ方 ←参考にしてください

ケース作りのコツ(2010/01/10)

  1. 辺に対し直角にけがく事が基本。これを間違えたら四角い箱は作れません。
  2. 手作業での加工は寸法どおりにはいかず、必ず0.何ミリかのズレは出るものです。部材に穴を明けたら組み立ててみる。うまく取り付かなかったり、少し歪んだりしたらその都度ビスの取り付け穴をヤスリで修正します。間違いは早めに見つけて修正するのが基本です。
  3. 修正がきかないと思ったら勇気を出して作り直しましょう。ケガキとか穴明けの寸法間違いはあるものです。
  4. 各部材の結合箇所には、AとかBとか相マークをつけておくと組み立てるときに間違いがありません。左右や表裏を間違えると微妙な寸法差で四角い箱にならない場合もあります。また上下や前後も矢印などで示しておくと、組み立てミスがなくなります。
  5. 正面・背面パネルに被さるカバーは平たいアルミ板を「コ」の字型に曲げますが、けがいた時の寸法よりカバー内側の寸法は若干短くなります。またカバーする時きつくならないよう、正面パネルの横幅よりも1mmほど多めにケガキ線を入れておきます。


ケースの構造

◆タイプ1(2010/01/09)
中央にシャーシのあるタイプで、上下に基板を取り付けることが出来るため、全体をコンパクトにまとめることが出来ます。左右側板にはM4のナットを接着し、外側から上下カバーをM4ネジで固定します。またシャーシ取付金具は9×9mmのアングルを切っったもので、側板には皿ビスで取り付けます。

  
           各部材                    組み立てた形                            結合部


タイプ2(11/01/31)
タイプ1を縦型にした構造で「すきま家具」のように狭いスペースにも収まります。カバーは左右から挟みこむ方式のため、コの字型カバーほど内側寸法にシビヤになることはありません。

 <製作例> 縦型トランシーバー

タイプ3
「コ」の字型の部材2つ組み合わせたタイプで、基板はシャーシの内側に取り付けます。9×9mmのアングルで作ったカバー取付金具にはM4のナットを接着し、外側からM4ネジでカバーを固定します。

タイプ4(2015/5/29)
正面パネルと背面パネルの間にプリント基板を配置するもので、パネル間は高ナットでつなぎます。正面パネルの面積を広く取れるので、つまみやメータースピーカーなどをゆったりと配置できます。

<完了>