同軸ケーブルの静電容量 ホームに戻る
◆同軸ケーブルの静電容量(2021/4/16)
「新・手作りアンテナ入門」という本(*1)に同軸ケーブルをコンデンサとして使う記事がありました。耐候性と耐電圧があり、可変はできませんが切り詰めることで容量を調整できるため、屋外で使うアンテナの同調コンデンサとして使うことを想定し、実測してみることにしました。
◆測定方法(2021/4/16)
同軸の網線が被った部分を100mmに切る
1.5D2Vの静電容量を測定 → 10.3PF
◆測定結果(2021/4/16)
日本工業規格(*2)では下記3種類についてはほぼ100PF/mとなっています。詳しいデータは日本工業規格をご覧ください。
実測の結果、上記3種類の同軸では1PF/1cmと考えて良さそうです。今回は同調コンデンサとして使うことを想定しているため5D2Vや8D2Vの測定はしていませんが、規格表からは1PF/cmと考えてよいでしょう。また耐電圧は0.8D2Vと1.5D2Vは300V以上、3D2Vは1KV以上でも大丈夫そうです。
参考文献(*印)
1.新・手作りアンテナ入門 田中宏著 CQ出版社
3.藤倉電線資料