エッチング液を作る
◆材料を集める(2021/10/29)
プリント基板のエッチング液は塩化第二鉄が定番ですが、下記の材料でも作ることができることを知り、試してみることにしました。
- クエン酸 : 100円ショップで購入 (200g 110円)
- 塩 : 家庭にあるもの
- オキシドール : ドラッグストアで購入 (100ccで100円程、500ccで300円程)
◆エッチング液の作り方(2021/10/29)
- クエン酸と塩の比率は4:1。例えば クエン酸40g 塩10g をクリアカップ等の容器に入れて混ぜ、混合粉末を作る。必要量だけ使い残りはチャック袋で保管する。
- エッチングする容器に基板が漬かる程度の量のオキシドールを入れる。
- クエン酸と塩の混合粉末をオキシドール液の中に少しずつ入れて撹拌し、飽和溶液を作る。下記実験ではオキシドール20ccに対し、混合粉末20gを入れました。
◆エッチングの手順(2021/10/29)
ビーカーにクエン酸40g、塩10gを入れて混ぜ合わせる。
豆腐の容器にオキシドール20cc、混合粉末20g入れて攪拌する。
(左)赤外線温度計 (右)エッチング容器を湯煎して40℃ほどに温度を上げ、プリント基板を入れると泡が発生する
エッチングが進むと無色の溶液が銅イオンの青色になってくる。
エッチングが終わり、水洗して表面を磨いたプリント基板。マジックインキの塗膜が薄かったのか、表面がまだらになっています。
残った溶液はそのまま下水に捨てないこと。アルミ箔をちぎって入れるとアルミが溶け、銅が析出してくる。
残った溶液をティッシュやキッチンペーパーに吸わせ、ビニール袋に入れ、ゴミとして捨てる。
◆ふりかえりと反省(2021/11/5)
1.良いと思ったこと
- クエン酸、塩、オキシドールという近所の店で買える材料でエッチング溶液を作ることができ、わざわざ日本橋へ行ってサンハヤトのものを買う必要がないのはありがたかった。
- 塩化第二鉄の飽和液は濃い茶色であり、エッチングが進むと黒くなってきて、銅箔の溶け具合が判別しにくいが、この実験の溶液は青く澄んでおり、判別しやすかった。
2.反省点
- 飽和溶液を作るための混合粉末の量が判らず、当初オキシドール20ccに混合粉末10gでエッチングを始めたが、思ったほど腐食が進まなかったので、混合粉末を10g追加した。当初から20g溶かしておくべきだった。
- 塩化第二鉄の時は10分程度で終了するが、今回は30分かかった。溶液の濃度が不足したのかもしれない。
- 銅箔面は紙やすりで磨いてからアルコールで油分や汚れを拭いた。その後にマジックインキで十字を書いてからすぐにエッチングを始めたためか、インキがポロポロとはがれてきた。もう少し落ち着いて乾かしてから重ね塗りを何度かすべきだった。
<完了>
参考資料
- エッチング液の作り方