自己融着テープ

はじめに(2018/8/10)
テープを引っ張って伸ばし、巻き付けることでテープ同士がくっつく性質があり、直径が違う段差のある箇所や屋外で使用する電線接合部やアンテナ用コネクタの保護に使うなどの用途があります。一般的なビニールテープでは経年劣化して端からはがれてきますが、自己融着テープはそのようなことが無く安心して使えます。

◆材質(2018/8/10)

ブチルゴムだけのものと、ブチルゴム+ポリエチレン樹脂のものがあるようで、使用方法に差があるため、箱に書いてある注意書きを良く読んでおきましょう。

  1. ブチルゴムの場合はテープの幅が半分になる程度まで引っ張って巻き付けます。
  2. ブチルゴム+ポリエチレン樹脂のものはテープ幅が1〜2mm程度狭くなるように引っ張って巻き付けます。

◆使用方法(3M自己融着性絶縁テープの箱に記載)(2018/8/10)

 材質は ポリエチレン樹脂、ブチルゴム

  1. 被覆物の表面を清掃し、テープを軽く引っ張りながら巻き出します。(テープ幅が1mm〜2mm狭くなる程度張力を加えるのが目安です)
  2. 粘着面を内側にし、テープ幅の1/2だけ重ねて巻き付けてください。
  3. 巻き終わりはハサミで切り、引きちぎらないようにしてください。また巻き終わり端は、張力をかけないで押し付けてください。
  4. 巻き終わった後、ゆるみが出てないかを確認し、指圧を全面に加えて完全に粘着させてください。

  

 
(左)ブチルゴム自己融着テープの巻き方(*1) (右)430MHz2段GPのコイルに巻いた例

<完了>


参考文献(*印)

  1. わかるアンテナ設置のノウハウ CQ出版社