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◆回路の役割(2006/12/9)
- 受信機では相手局の微弱な信号を増幅して、耳に聞こえるレベルまでにしますが、同じ周波数の信号を何段も増幅すると、動作が不安定になりがちです。
- スーパーヘテロダイン方式では周波数変換を行って、増幅する信号の周波数を変え、動作の安定化を図るとともに選択度を上げます。
- またSSB受信機ではクリスタルフィルタなどの狭帯域フィルタを使うため、受信する周波数を一定の周波数(中間周波数)に固定することが必要になり、このような周波数を変換する部分を「混合部」といいます。
◆混合部(2006/12/9)
- 回路は2SK241を使った一般的なものです。50MHzを例にとって説明しましょう。
- 高周波増幅部(RFAMP)からの50MHzの信号をT1を通して2SK241のゲートに加えます。
- また局発(OSC)からの38MHzの信号を2SK241のソースに加えます。すると@50+38=88MHzと、A50-38=12MHzの出力がドレインに現れます。
- T2で@の信号は減衰させAの信号を通して、12MHzの信号を出力として得ることになります。
<完了>