高周波増幅部        ホームに戻る

◆回路の役割(2005/02/18)
トランシーバの受信部に使われ、アンテナから入ってくる微弱な信号を増幅する最初の回路です。


◆高周波増幅(2016/12/21)

  1. 2SK241はすでに生産中止となりましたが市場在庫で@80〜100で買うことができます。
  2. 2SK241のゲートにはマイナスのAGC電圧を加え、ゲインを自動調整しています。
  3. なお回路が発振気味の場合は、R1の値を1KΩ位までの範囲で変更します。

FETの入力容量について(2011/01/08)

  1. FETの入力容量Cissは2SK241で3PF,2SK439では2.5PFあり144MHzなど周波数が高い場合は同調回路に影響が及びます。
  2. 仮に7Kコイルにウレタン線を4回巻いた場合、同調コンデンサは3PFほどですが、FETのゲートを接続するとコアを抜いても同調が取れなくなることがあり、1PFかあるいは無しでも良いくらいです。

◆高周波ゲイン調整回路(2007/01/13)

  1. 回路2は2SK241のソース抵抗の値を変えてゲイン調整します。
  2. 回路3はソースに加える電圧を変化させ、ゲイン調整するものです。
  3. 最大感度はいずれも同じですが、ゲインを絞り込む性能は回路3のほうがバイアスをかけている分優秀です。
  4. なおボリュームまでの配線が長くなる場合は、シールド線を使ってください。当初20cmほどの長さのビニール線を使っていましたが、電源投入時にザーという大きなノイズが1秒ほど発生していました。動作上不安定な部分があったのでしょうが、これをシールド線に代えることで、ノイズが発生しなくなりました。
  5. 回路4は入力部に1KΩのボリュームを入れたもので、入力信号を直接絞るという判りやすい回路です。ボリュームまでの配線は細い同軸で行うことが必要です。

<完了>