RFパワーモジュール                            戻る

モジュールの機種変更(2021/8/31)
このページの後半に記述しているRFパワーモジュール(1-512MHz)は不良品でしたが、それで終わってしまうのも悔しいため、別のモジュールを購入することにしました。1〜930MHzの広帯域増幅で出力は2Wという仕様です。Amazon Primeにあったものは@2Kで、注文の翌日に届きました。

 本製品を扱っているアマゾンのページ

特徴(原文のまま)(2021/8/31)

  1. 【優れた設計】広帯域RF低電力アンプは、1-930の広い動作周波数と30dBの電力利得を持ち、長期安定動作のヒートシンクを装しています
  2. 【標準コネクタ】標準SMAメスコネクタは、ほとんどの機器を接続するのに適しており、1mWの最大入力電力は2.0W512の最大出力1.6W930の最大出力1.0W1000の最大出力0.8W
  3. 【耐久性】広い周波数範囲、高ゲイン、低ノイズのRF アンプモジュールです。耐久性のある素材は、塩分の多い環境でも長期間にわたり腐食を防ぎます
  4. 【強化接続】広帯域低雑音RFアンプはシールドシェルで設計されており、あらゆる無線周波数受信フロントエンド回路に最適です
  5. 【用途】RFパワーアンプは中間周波数プリアンプ、電子検出器の高感度増幅回路、トランシーバ無線通信カード、タワーマウントアンプ(TMA)、コンバイナ、リピータ、遠端/デジタル無線ブロードバンドヘッドに広く使用されています。

◆ご注意(原文のまま)(2021/8/31)

  1. 負荷や負荷がなく、インピーダンスのミスマッチがひどいときは絶対に使用しないでください。
  2. 動作電圧を上げないでください。これは電力を増加させますが、消費電力を増加させて信頼性を低下させます。
  3. 静電気防止策に注意してください。機器間に共通の接地があります。 まずRFコネクタを接続し、次に電気を接続します。

仕様(原文の意訳及び追加)(2021/8/31)

  1. 動作範囲 : 1〜930MHz
  2. 入力電力 : 1mW(0dBm)
  3. 最大出力 : 2.0W(33dBm)@10MHz〜0.8W(29dBm)@1GHz
  4. 動作電圧 : 12V(DC)
  5. 動作電流 : 300〜400mA(出力電力による)
  6. コネクタ  : SMAメス
  7. サイズ   : 50×50×18mm(放熱板は50×50×13mm)、突起物(SMAコネクタ)は含まず

入出力インピーダンスの記述はありませんが、SMAコネクタを採用している点から50Ωと思われます。

出力測定(2021/8/31)
電源電圧12V、モジュールの入力電力を1mWに設定し、3.5MHz〜430MHzまでの特性を調べてみたところ、下のグラフになりました。今回はしっかりとパワーが出ており、消費電流は300mA前後です。

 

出力波形の観測(2021/9/9)
FT817からの50MHz1mWのSSB信号をRFモジュールに加え、その時の出力波形を観測しました。入力は50MHzのみのきれいな信号ですが、1.4Wの出力は2倍波、3倍波、4倍波などが出まくっおり、期待したリニアな増幅にはなっていません。フィルタを通さないとこのままでは使えませんが、取りきれるでしょうか。

 
(左)50MHzにおけるRFモジュール入力1mWのオシロスコープ波形 (右)同様のFFT波形

 
(左)50MHzにおけるRFモジュール出力1.4Wのオシロスコープ波形 (右)同様のFFT波形

◆バンドパスフィルタを通してみる(2021/9/24)
不要成分を取り除くためバンドパスフィルタを通して観察してみます。波形は
多少きれいになりましたが、まだまだ不要成分が多く残っておりSSBの送信機として使えるレベルではありません。12Vにおける消費電流は200mAであり、しっかりバイアスがかかってA級増幅しているようには見えるのですが。

 

 
(左)50MHzにおけるバンドパスフィルタ通過後のRFモジュール出力オシロスコープ波形 (右)バンドパスフィルタ通過後のRFモジュール出力FFT波形

<完了>



下記のRFパワーモジュールは不良品であったと思われるため、以下の記述は参考程度にしてください。

はじめに(2021/8/15)
先日参加したQRPクラブzoomミーティングでRF POWER MODULEの話題が出ました。HF〜UHFにて1mWの入力を数Wまで広帯域増幅するものです。面白そうに思い注文したものは 1〜512MHzにて入力1mWを最大1.6W(512MHzでは1.0W)まで増幅するという仕様で、AMAZONにて1000円弱でした。FMは問題無いでしょうが、SSBでもリニアな増幅が出来るのか。届くのに10日〜3週間かかるようですが、まずは遊んでみようと思います。

 本製品を扱っているアマゾンのページ

特徴(原文のまま)(2021/8/15)

  1. 広帯域RF低電力増幅器はあらゆる種類の無線送信に適しています。
  2. 低周波端入力1mWは最大電力1.6Wを出力することができ、周波数が512MHzのとき最大出力は1.0Wである。
  3. 長期の作業中のより良い熱放散と安定した性能を習慣とするヒートシンクを装備。
  4. 標準SMAメスコネクタは、ほとんどの機器の接続に適しています。
  5. 短波リモートコントロール、FMラジオ放射、ハムラジオ135-175MHz、380-470MHzトランシーバー放射などに広く使用されています。

仕様(原文を意訳)(2021/8/15)

  1. 動作範囲 : 1〜512MHz
  2. 入力電力 : 1mW(0dBm)
  3. 最大出力 : 1.6W(32dBm)〜1.0W(30dBm)512MHz
  4. 動作電圧 : 12V(DC)
  5. 動作電流 : 270〜370mA(出力電力による)
  6. コネクタ  : SMAメス
  7. サイズ   : 60×40×25mm(放熱板は60×40×20mm) 、突起物(SMAコネクタ)は含まず

入出力インピーダンスの記述はありませんが、SMAコネクタを採用している点から50Ωと思われます。

◆注文と到着(2021/8/24)
アマゾンにて注文したときは10日〜3週間かかるとの事でしたが4日後に届きました。エアキャップに包まれた本製品と送り状があるのみで説明書は無く、製造メーカー名や型番も判りません。

まずは動作させてみる(2021/8/24)
下のように接続し、RF POWER MODULEに7,21,50,144,430MHzにおいて入力1mW時の出力を測定しました。1Wは出るかと思ったら多くても21MHzにおいて23mWしかなく、全く期待外れでした。入力を増やせば80mWほどは出ますが、測定方法が悪いのか不良品なのか。購入したのは1個なので比較することが出来ません。ネットの評価を見てみると、本製品ではありませんが、よく似た1〜930MHz2W仕様のものでは8個中2個が不良であったとの記述がありました。さてどうしましょうか。

 

<この項は終了>