三端子レギュレータ            ホームに戻る

◆三端子レギュレータ(2015/11/20)
以前は電圧を安定化するために回路1,2のような定電圧回路を組んでいましたが、いまや各種電圧の三端子レギュレータが安く入手できるため、わざわざ定電圧回路を組む必要がなくなりました。ここでは使用上の注意点をご紹介します。

 

足の接続(2015/11/20)
型によって足の接続が異なるため注意が必要です。

 

発振止めコンデンサは必須(2015/11/20)
回路3の入力部と出力部に入れている104(0.1μF)は三端子レギュレータの異常動作を止める部品として必須のものです。これを省略すると正しい電圧が出てこないことがあるため、必ず入れておいてください。

ドロップ電圧(2015/11/20)
8V用の78L08を使用し負荷抵抗として300Ωを接続(消費電流=27mA)して、入力電圧を何ボルト以上にすれば電圧が安定化できるかを確認してみると9.5Vという結果になりました。78L**の入力電圧は欲しい安定化電圧より1.5V以上必要ということです。以前は3V以上必要と思っていましたが、最近のものはドロップ電圧が少なくなっているようです。ちなみにAN80**タイプのドロップ電圧は0.5Vほどです。

充電池式トランシーバーへの採用(2015/11/6)

  1. 7MHzSSBトランシーバーの7H3機の電源にはニッケル水素電池を10本使っており1.2V×10本=12Vが電源電圧です。
  2. ニッケル水素は1本の電圧が0.9〜1.0Vまで下がった時が充電のタイミングです。
  3. 電源電圧が10V以下になると電圧降下検出回路のLEDが点灯するよう設定しています。
  4. VFOの電圧は8Vの78L08を使用しているため、電源電圧が10Vに下がっても三端子レギュレータは安定化した8Vを供給できるようにしています。

<完了>