430MHz用ダミーロード             ホームに戻る

形状によるSWRの違い(2025/3/14)
430MHz用のリグを作っていると、これまで使ってきた測定器がHFやVHF用であったため何かと不都合があり、作り直す必要が出てきました。下の画像は50Ωのダミーロードですが、430MHzで測定するとSWRにも差がありました。手持のダミーロードとして下の3種類があり、433MHzにおけるSWRを測定してみると、抵抗の取り付け方によって差のあることが分かります。

 ダミーロード3種

形状

使用抵抗

特徴

SWR

A

酸化金属 51Ω3W×1 BNCプラグの中に取り付け 1.15

B

酸化金属 51Ω3W×1 BNCプラグの外に取り付け 3

C

酸化金属 200Ω3W×4 BNCプラグの外に4本並列接続 1.4

チップ抵抗を使ったダミーロードの製作(2025/3/14)

  1. これまでにQRPパワー計、430MHz用ダミーアンテナを作り、チップ抵抗で良い結果が出たため、ここでも使おうと思います。
  2. 100Ω2Wのチップ抵抗は秋月にて10個140円です。
  3. 10mm×10mm×1mm厚のガラエポ基板に彫刻刀で2mm幅の溝を入れる。
  4. 3D2V用のBNCプラグに同軸3D2Vを接続、プラグの出口部分に基板とチップ抵抗を半田付けします。
  5. 430MHzFMモードで測定してみるとSWR値は1.1となり、もう少し1.0に近づくかと思っていましたが、こんな結果となりました。

 彫刻刀で溝を入れたガラエポ基板(10mm×10mm)

 チップ抵抗(100Ω2Wを並列接続)

 取り付け部分

<完了>