同軸スイッチ             ホームに戻る

はじめに(2025/1/24)
144/430MHz共用アンテナを2台のリグ(144S6機430S2機)で使っていますが、同軸の先端がバヨネットロックのBNCプラグとはいえ、毎回付け替えるのは面倒な思いをしていました。画像のような同軸スイッチもありますが、ほとんどがM型でありBNC型は無く変換コネクタが必要です。市販品が無いのなら、もっと便利なものを作ってしまえの精神で進めてみましょう。

 同軸スイッチ(クラニシ KSW-1)

自動切換え(2025/1/24)
通常は144MHzで使い、430MHzのリグのスイッチを入れるとアンテナも勝手に切り替わるという、私のシャックに特化したものです。一般的には切換えスイッチを備えることでリモートでの操作を可能にします。また1台のリグで2本のアンテナを使い分けても良いでしょう。

同軸スイッチの製作(2025/1/24)

  1. ケースは1mm厚のアルミ板を曲げて作り、0.6のスズメッキ線で出来るだけ短くなるよう空中配線しました。
  2. 同軸リレーは42mm×14mmのガラエポ基板の上にピンを上側にして乗せ、幅6×長さ44mm×厚み0.3mmの真鍮板を包むように曲げて銅箔面に半田付けします。
  3. ケースが小さいため、順序良く組み立てないとうまく取り付けられないことがあります。

反射波を減らす(2025/1/24)
144MHzをワッチしていて、430S2機の電源スイッチを入れるとアンテナが勝手に切り替わるのは思い通りでした。しかし本機を追加したことにより反射波が増えたため、下記の方法で減らしてみました。

  1. 144/430共用アンテナの給電線(5DFB 9m長)を同軸スイッチのM型ジャックにつなぐ。
  2. BNC型ジャックにつなぐBNCケーブル(3D2V)の長さ違いの物を幾種類か準備する。
  3. FT817の表示窓を「SWRメーター」、FMの5W出力に設定し、送信して144MHzと430MHzでSWRの表示が最低(ゼロ)になるBNCケーブルを選ぶ。
  4. 結果として144MHzでは280mm、430MHzでは175mmになりました。ただし、この決定方法で良いのかどうかの疑問は残っています。hi

 
(左)同軸スイッチ (右)ケーブルの接続

 
(左)FT817のSWR表示窓 (右)SWRのレベル表示

<完了>


参考文献

  1. ARE1012 - パナソニック